飼料生産事業

飼料生産事業について

飼料生産事業部は、高齢になっても一日でも長く酪農を続けてもらうために、
作業負担の大きい糞尿処理と飼料用作物の生産を組合で行うことを目的に設立いたしました。
その生産した作物を、TMRセンターにて効率よく利用し、安価な飼料を組合員に提供しています。

浜名酪農では循環型酪農システムを実行しています。

自給飼料の生産について

組合内での飼料生産事業により、TMR飼料製造に使用する自給飼料作物を組合独自に生産する機能があります。
飼料生産事業の効果により、組合員は牛の飼養管理に費やせる時間が増加し、経営にも余裕ができ、規模拡大が可能になりました。

主なメリット
・組合員の労働時間の軽減
・堆肥の有効活用
・遊休農地の活用
・飼料費の高騰に左右されにくい
・地域連携による食品残さの活用
・乳量の増加

飼料生産事業について

平成20年、自給飼料作物の生産のために酪農協自らが飼料生産の受託組織を設立し、組合員の農地や休耕田を活用して
飼料作物を生産することにしました。こちらで栽培しているのは、トウモロコシです。順次拡大していく計画です。
事業開始 2008年 2月
従業員数 飼料生産事業 関係職員
 12名 (正社員:10名)
○生産部職員
 本所 6名
 支所 3名
○農地渉外課職員
 農地渉外担当 1名
事業内容 ○生産部
 自家産飼料(デントコーン)の栽培・収穫
 収穫物のサイレージ化
 圃場の管理 (堆肥運搬・散布、耕起、播種、除草など)
○農地渉外課
 遊休農地を借り上げるための、渉外から手続きの実施
 作付状況調査

飼料生産事業の立ち上げの経緯

世界的な情勢の中で、トウモロコシなどの穀類がバイオエタノールなどで需要が急増し、その影響で飼料も高騰しています。
また、各牧場でも独自に作付けを行ってきましたが、農家の高齢化などによる労働力の減少により、年々その面積も減少しつつあります。
また新しい世代へ継承するため、少しでも作付作業などの負担軽減をしたいと考え、組合で飼料生産を実施し、デントコーンの生産(作付から収穫まで)を行うことになりました。

飼料生産事業の特徴

組合の事業として農作業請負を一貫して実施しています。
遊休農地の活用、荒廃農地の復元を行うことにより、地域の景観向上にも貢献しています。
組合員の堆肥を有効利用することで、有機栽培のデントコーンを収穫することができます。
収穫したコーンはサイレージ化して保管します。
そして一定期間保管したのち、TMRセンターにてTMR飼料製造の原料として使用されます。
土地の借上げは、農地渉外課の専門職員が行っています。作付に適した土地を探すところから、
地権者への説明、契約までを一貫して行います。また、作付状況調査なども随時行っています。

遊休農地の活用地域

現在、以下の地域にて遊休農地を活用した乳牛用飼料向デントコーン(トウモロコシ)の栽培を行っています。

本所方面
・浜松市西区村櫛町 ・浜松市東区豊町 ・浜松市北区都田町/大原町 ・浜松市浜北区 ・湖西市 他

小笠支所方面
・磐田市 ・掛川市 ・菊川市 ・御前崎市

遊休農地を探しています!

乳牛用飼料向けデントコーン(トウモロコシ)を作付出来る遊休農地を探しています。

農地を所有しているが、時間や労力がなく農作物の作付や草刈りなど手入れの管理ができない。
所有している農地の景観を良くしたい。

上記のようなお悩みの方で、当組合の飼料生産事業に興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

浜名酪農業協同組合 TEL:053-434-0157
対象地域
静岡県御前崎市
静岡県浜松市浜北区